池田満寿夫

池田満寿夫│無料動画│showa 00512 m

エロスの作家といわれたマルチアーティスト。画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督として、多彩な芸術活動を行った。1965年にはニューヨーク近代美術館で日本人初の個展を開催し大きな話題を呼び、版画では、ヴェネチア・ビエンナーレ展版画部門で国際大賞を受賞。棟方志功に次ぐこの快挙にも池田の旺盛な創作意欲は衰えることをしらず、その後、小説『エーゲ海に捧ぐ』を発表、同作は芥川賞を受賞する。また、この作品の映画化の際にはみずから監督まで務め、映画『窓からローマが見える』でも監督を務めた。テレビ出演も多く、長寿人気番組『世界・ふしぎ発見!』の準レギュラーを務めたこともある。晩年は陶芸に没頭し池田の陶芸作品で最高傑作といわれる「般若心経シリーズ」を発表するなど精力的な創作活動を行っていたが、1997年、静岡県熱海市の自宅にて心不全のため急逝した。戸籍上の妻がいたが終生連れ添ったのはバイオリニストの佐藤陽子でおしどり夫婦として知られた。主な作品は、長野市にある池田満寿夫美術館、三重県菰野町のパラミタミュージアム、熱海市の池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家と池田満寿夫記念館にて見ることができる。

反応