片岡千恵蔵

片岡千恵蔵│無料動画│showa 00251 m

戦前から戦後の長きにわたり大スターとして君臨した俳優。本名は植木正義。息子の植木義晴は日本航空の代表取締役社長。一代目・片岡仁左衛門の主宰する「片岡少年劇」に入門し、歌舞伎役者としてその将来を嘱望されたが、1927年、映画会社「マキノ・プロダクション」に入社し『万花地獄』で本格的に映画俳優デビューを果たした。翌年、片岡千恵蔵プロダクションを創設、名作『赤西蠣太』をはじめ『風流活人剣』『國士無双』『武道大鑑』など数々の名作を発表した。千恵プロ解散後は日活に入社、当たり役となった宮本武蔵を演じた『宮本武蔵』『宮本武蔵・関ケ原の巻』『宮本武蔵・三部作』などや、もうひとつの当たり役である浅野内匠頭を演じた『忠臣蔵』などで時代劇の大スターの地位を確かなものとした。戦後は、代表作のひとつ『七つの顔』をはじめとする「多羅尾伴内探偵シリーズ」や『獄門島』などの「金田一耕介シリーズ」といった娯楽色の強い現代劇に出演、さらに『ギャング忠臣蔵』などアクション映画にも進出しさらにファン層を広げた。代表作はほかに、内田吐夢監督の『血槍富士』や『大菩薩峠』シリーズ、戦後時代劇での当たり役となった遠山の金さんを演じた『御存じいれずみ判官』、嵐寛寿郎と共演した『十三人の刺客』などがある。

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