田宮二郎

田宮二郎

「昭和のクールガイ」と呼ばれた俳優。司会者でもある。本名は柴田吾郎。代表作は映画『悪名』シリーズ、テレビドラマ『白い巨塔』の財前五郎など。クイズ番組『クイズタイムショック』では名司会ぶりをみせた。ファッション雑誌のモデル業の傍ら俳優としても活動し、1961年に『女の勲章』で注目されるようになり、さらに勝新太郎の相棒役に抜擢された『悪名』で一躍人気俳優の仲間入りを果たした。以後、大映の看板俳優として数々の映画に出演、二枚目俳優として絶大な人気を誇るようになった。しかし、1968年、宣伝ポスターの名前の序列を巡り会社と問題を起こし一方的に解雇されてしまい、映画界から干されてしまった。その後、クイズ番組『クイズタイムショック』で初の司会者に挑戦、70年代からは本格的にテレビドラマへ進出、ドラマ『白い巨塔』も高視聴率をマークしスターの座に返り咲いた。その一方、私生活ではさまざまな事業に手を出すも失敗し多額の負債を抱え、躁うつ病も患うようになっていく。そして、ドラマ『白い巨塔』の放映中の1978年12月28日、自宅において猟銃自殺を遂げた。

反応