稲葉正勝

稲葉正勝

江戸時代初期の大名、老中。常陸国柿岡藩の藩主、下野国真岡藩の2代藩主、相模国小田原藩の初代藩主を務めた。幼名は千熊、通称は宇右衛門、官位は従五位下丹後守。母は3代将軍・徳川家光の乳母として知られる春日局、父は稲葉正成。母の春日局が家光の乳母だったため、正勝は家光の乳兄弟として幼い頃から家光に仕えた。小姓組番頭、書院番頭を経て老中にまで出世、加増を重ねた。肥後国熊本藩主・加藤忠広の改易に際しては熊本城接収の上使を務めるなど家光からあつく信頼されたが、病を得て38歳で小田原城にて他界した。正勝が登場する作品にテレビドラマ『大奥』、漫画『大奥』(よしながふみ)などがある。

反応