糸川英夫

糸川英夫│無料動画│showa 00217 m

「宇宙開発の父」「ロケット博士」と呼ばれる航空工学、宇宙工学のスペシャリスト。2010年に地球に帰還し日本中に感動を与えた探査機「はやぶさ」がサンプルを持ち帰ってきた小惑星「イトカワ」は糸川英夫にちなんで命名されたもの。子供の頃から頭脳明晰で、小学校を飛び級で卒業、中学を首席で卒業、高校時代は3年間学級総代を務め、東京帝国大学工学部航空学科を卒業した。その後、航空機メーカーの中島飛行機に入社し、帝国陸軍の戦闘機の設計に携わった。その後、東京大学生産技術研究所内にAVSA(Avionics and Supersonic Aerodynamics:航空及び超音速空気力学)研究班を組織し、ロケットの開発に着手した。そして、1955年3月にはペンシルロケットの水平発射実験を、同年8月には飛翔実験およびベビーロケットの発射を、1956年にはカッパロケットの発射を行った。さらに60年代になるとラムダロケット、ミューロケット、日本最初の人工衛星「おおすみ」など日本の宇宙開発しに名を刻むロケットの開発に関わった。また、著書『逆転の発想』はベストセラーになっている。多趣味な人物で、その趣味の対象はヴァイオリン、チェロなどの音楽にはじまりバレエ、占星術、演劇と多岐にわたる。糸川博士が約半世紀の時間をかけてつくったヴァイオリンがある。

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