緒形拳

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重厚、軽妙、変幻自在の演技で観客を魅了した名優。本名は緒形明伸(あきのぶ)。なお、芸名は「おがたけん」と一般的に読まれるが、本人のなかでは「おがたこぶし」と読んでいる。長男は俳優の緒形幹太、次男も俳優の緒形直人。代表作は『復讐するは我にあり』『火宅の人』『必殺仕掛人』シリーズなど。絵手紙や水墨画を趣味とし、書道もかなりの腕前であった。高校卒業後、1958年、新国劇に入団し、憧れだった辰巳柳太郎の付き人となる。そして、1965年にNHK大河ドラマ『太閤記』の主人公・豊臣秀吉役に大抜擢されたことから一躍注目俳優となり、さらに翌1966年のNHK大河ドラマ『源義経』でも弁慶役という重要な役を務めた。以降、時代劇ドラマ『必殺仕掛人』シリーズなどのテレビや映画にひっぱりだことなり、2000年の紫綬褒章をはじめ数々の賞も受賞した。深みのある美声の持ち主でナレーターの仕事も数多くこなしている。しかし、2008年10月4日、自宅で体調が急変し緊急手術を受けたが、翌日、肝がんのため他界した。家族と俳優仲間で友人だった津川雅彦に看取られての最期であった。

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