色部又四郎

色部又四郎

江戸時代前期から中期の武士、米沢藩上杉家の江戸家老。又四郎は通称で、名は安長(やすなが)。『忠臣蔵』などの創作物では、父・吉良上野介を助けるため出兵しようとする主君・上杉綱憲を色部が制止するというシーンがしばしば登場するが、実際には赤穂浪士四十七士が吉良邸に討ち入った時、江戸家老として江戸にはいたが、実父の喪中だったため上杉家に出仕していなかった。事件の翌日に急遽、出仕したという。その後も長く上杉家の江戸家老を務め、赤穂浪士の討ち入りから13年後に隠居し米沢へ帰国、のち同地で没した。墓所は山形県米沢市にある千眼寺。

反応