荒木伸吾

アニメ『聖闘士星矢』や『キューティーハニー』など人気アニメを担当したアニメーター、キャラクターデザイナー。作画プロダクション「有限会社荒木プロダクション」代表取締役。最大の特徴は繊細、端正な絵柄で数多くの美形キャラクターを生み出した。また、躍動感あふれるアクションに定評がある。初めは漫画家としてスタートしたが売れず、1964年に虫プロダクションに入社、テレビアニメ『ジャングル大帝』でアニメーターへと転身した。その後、アニメ『巨人の星』で劇画に挑戦、『あしたのジョー』では作画監督のひとりとなった。さらに『バビル2世』で初めてキャラクターデザインを担当すると、『キューティーハニー』『魔女っ子メグちゃん』『惑星ロボ ダンガードA』などのキャラクターデザインを手がけ、人気アニメーターへと成長していった。1974年、荒木プロダクションを設立、少女漫画的な華麗なタッチを得意とする社員のひとり姫野美智を片腕に『聖闘士星矢』をはじめ『リングにかけろ』『風魔の小次郎』など車田正美原作アニメを中心に数多くのアニメ作品でキャラクターデザインを手がけ熱狂的なファンを生んだ。キャラクターデザイナーとしての代表作はほかに、『ベルサイユのばら』『銀河鉄道999』『花の子ルンルン』『横山光輝 三国志』『遊☆戯☆王』『金田一少年の事件簿』などがある。また、作画監督としての代表作としては、『赤胴鈴之介』『デビルマン』『愛してナイト』『ふしぎなメルモ』などがある。