菊田一夫

菊田一夫

昭和を代表する劇作家・演出家、作詞家。本名は菊田数男。名作『がしんたれ』『放浪記』『風と共に去りぬ』などを手がける。演劇の道に入ったのは1933年のことで、コメディアンの古川ロッパらが旗揚げした劇団「笑の王国」の座付き作家となったところからスタートした。戦後、数々の演劇、テレビドラマ、ラジオドラマ、映画、ミュージカルを手がけ数多くのヒット作を生み出した。さらに名作ブロードウェイ・ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の上演権を獲得し、日本に初めて本場のミュージカルをもたらした。また、名作『風と共に去りぬ』を1966年に世界で初めて舞台化したのも菊田である。こうした功績を記念し、1975年には菊田一夫演劇賞が創設された。

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