都井睦雄

都井睦雄│無料動画│showa 00423 m

日本の犯罪史上最悪ともいわれる「津山三十人殺し(津山事件)」の犯人。わずか2時間足らずの短い犯行時間にもかかわらず、30人が死亡、3人が負傷するという前代未聞大惨事は世間を震撼させた。また、犯行の際の犯人の格好が、詰襟の学生服にゲートルを巻いて地下足袋を履き、頭の両側には角のように懐中電灯を装備、首からは自転車のランプをぶら下げ、腰には一振りの日本刀と二振りの匕首、手には改造した9連発ブローニング猟銃を持つ、という異様なものだったことも事件をよりいっそうセンセーショナルなものとした。犯行後すぐ猟銃で自殺、「うつべきをうたず、うたいでもよいものをうった」などと書かれた遺書が発見された。犯行の動機については、肺病への恐怖心、村での疎外感、「夜這い」によって関係を持っていた女性たちからの拒絶、などといわれている。あまりに衝撃的なこの事件はその後、さまざまな形で作品化され、特に横溝正史の小説『八つ墓村』、松本清張の小説『闇に駆ける猟銃』、山岸涼子の漫画『負の暗示』、若松孝二の映画『復讐鬼』などがある。

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