金石年弘

実家がカートショップ(SRSK=堺レーシング)を経営しており、自然な流れでカートの世界へ。10歳からカート競技を開始し、その後、全日本カート選手権で2度タイトルを取るなど、参加したほぼ全てのクラスでチャンピオンに輝いている。1997年には鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラクラス(SRS-F)に入校し、スカラシップを獲得した。同期には、佐藤琢磨・松田次生らの強力なライバルが顔を揃えていて「華の3期生」と呼ばれている。

1998年より全日本F3選手権に参戦を開始し、1999年には2勝を挙げシリーズ2位の好成績を収めた。2000年から2年間はドイツに渡りARTAの支援を受け、ドイツF3選手権を戦った。特に2001年は2勝を挙げ、最終戦まで縺れる混戦を制し日本人初ドイツF3シリーズチャンピオンを獲得した。この年は、フランスF3選手権を福田良が、イギリスF3選手権を佐藤琢磨がそれぞれ制しており、欧州主要F3シリーズで日本人が同時にシリーズチャンピオンを獲得したのは史上初の出来事であった。

反応