陸奥A子

mutsueiko

子供の頃は少年漫画が好きでイラストを学級新聞などに描いていたという。1972年、『獅子座うまれのあなたさま』(りぼん増刊秋の号)でデビュー。以降、1970年代から1980年代にかけての『りぼん』の看板作家として活躍。当時人気のあった「乙女チックラブコメ」を代表する漫画家であった。

近年は集英社『ヤングユー』『YOU』などの雑誌で執筆活動を続けている。今は「少女漫画は描けない」とのことであるが、近作も「かつての陸奥作品の少女たちが正しく女性になった姿」であると評されている

軽いタッチが独特の絵柄で、少女心をくすぐる情緒あるラブコメディを得意とした。橋本治の『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』の中にも、おとめちっく作家の代表として論及されている。また、さまざまなパロディの題材にもされ、江口寿史の『江口寿史の爆発ディナーショー』の中にも、陸奥作品のパロディがある。

反応