高橋竹山

高橋竹山

津軽三味線の名人であり、今日では一般的となった津軽三味線の独奏を浸透させた。幼い頃に盲目となり生活のためにはじめた三味線ではあったが、北海道や東北を流し渡ったその腕は、老若男女問わず多くの人を魅了した。1963年には史上初となる津軽三味線独奏LPレコード『源流・高橋竹山の世界~津軽三味線』が発売、1971年には青森放送で高橋竹山のドキュメンタリー『寒撥』が放送、1977年には映画『竹山ひとり旅』(新藤兼人監督・脚本)が製作されモスクワ国際映画祭に日本代表作品として出品された。こうしたことなどから高い知名度と人気を獲得した竹山は、さらに1986年のアメリカ公演を皮切りに北米7都市で公演を行い、津軽三味線の名を世界に知らしめた。

反応