Disney+(ディズニープラス)
Disney+(ディズニープラス)は、ディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューションが所有・運営する、アメリカの定額制ビデオ・オン・デマンド・OTTサービスである。
このサービスでは、主にウォルト・ディズニー・スタジオとウォルト・ディズニー・テレビジョンが製作した映画やテレビシリーズを中心に配信している。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィック、一部の国ではSTARなどのブランド専用のコンテンツハブがある。また、Disney+オリジナルの映画やテレビシリーズも配信されている。
ディズニー系列企業専門のプライベートな動画配信サービスであり、競合のNetflixやAmazon Prime Video、ディズニー傘下のHulu[注 1]などが複数のサードパーティーとライセンス契約を結んでいるのとは一線を画す。
Disney+は、もともと2015年にMLB Advanced Media(MLBAM)からスピンオフしてBAMTechとして設立されたディズニー・ストリーミング・サービスが開発した技術を使用している。ディズニーは、ディズニーによる21世紀フォックスの買収を見据えた企業再編の一環として、2017年にBAMTechの所有権を支配権に引き上げ、その後、DTCIに所有権を移管した。BAMTechが2018年初めにESPN+の立ち上げに貢献し、ディズニーがNetflixとのストリーミング配信契約を2019年に終了することを機に、ESPN+で開発中の技術を活用して、ディズニーのコンテンツをフィーチャーしたディズニーブランドのストリーミングサービスを立ち上げることにした。 同プラットフォームで独占配信する映画やテレビシリーズの制作は2017年末に開始された。
Disney+は、2019年11月12日にアメリカ、カナダ、オランダで開始され、その1週間後にオーストラリア、ニュージーランド、プエルトリコに拡大された。2020年3月にはヨーロッパの一部の国で、4月にはインドで、STARインディアのストリーミングサービスHotstarを通じて利用可能となり、「Disney+ Hotstar」と改称された。2020年9月にはヨーロッパで、中南米では2020年11月には中南米にもサービスを拡大した。開始当初は、コンテンツライブラリーが好評であったが、技術的な問題やコンテンツの不足などで批判を浴びた。 また、映画やテレビ番組に加えられた修正もメディアの注目を集め、Disney+のサービス開始日までに1,000万人のユーザーが加入した。2022年7月2日現在、全世界の加入者数は約1億5210万人となっている。
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