主にメルヘンの国を舞台にコジコジと、そこの住人たちが繰り広げる日常生活を描いている。メルヘンであると同時に、ナンセンスなギャグ漫画、という新しいジャンルの開拓に挑戦した作品。さくらももこ独特のシュールさが濃厚に出た作風である。
登場人物はメルヘンの国の住人とはなっているが、内容は必ずしも子ども向けではなく、内容的にも多少ブラックなネタもある。
対象年齢層が絞られていないため、成人向けな描写は避けられている一方、極めてシュールで不条理な内容も含んでおり、子供には理解し難い話も混ざる。大人が読んでも子供が読んでも楽しめる話ではあるが、どちらかといえば大人向けのメルヘンと言える。ストーリーにはテーマと言えるほどのものはなく、そもそも「コジコジとは何なのか? どこからやってきたのか?」といった設定はあえて明かされていない。
同じさくらももこ作品として『ちびまる子ちゃん』の世界とリンクしているところがあり、同作中にまる子が出演していたりする描写もあるが、アニメ版では放送局が異なる関係上そのエピソードは削除されている。また、キャラクターの多くは「神のちから」に登場したキャラクターのデザインを流用されている。
さくらももこさんが亡くなられて
本当に悲しいです。ちびまるこちゃんは続いていくということだったので
少し安心しました。