相馬主計

生没に関する詳細不明。新選組隊士。戊辰戦争で頭角をあらわす。 甲陽鎮撫隊では局長付組頭に就任。新政府に捕らえられていた近藤勇の助命のため、流山を訪れるが逆に捕縛されてしまう。近藤共々処刑される予定だったが、近藤の助命によ…

鈴木三樹三郎

伊東甲子太郎の実弟。新選組九番隊組長で、のち兄が率いる御陵衛士となる。

伊東甲子太郎

池田屋事件の後、局長・近藤勇の勧誘により伊東甲子太郎は新選組に入隊する。参謀兼文学師範として人望も厚かったが、新選組の佐幕化にともない対立が表面化していく。 1867年、新選組を離脱し高台寺党と結成するが、同年12月13…

島田魁

新選組二番組伍長。守衛新選組隊長。

市村鉄之助

新選組隊士。1867年、兄の辰之助と共に14歳で入隊し、副長・土方歳三附属となる。 翌年の鳥羽伏見の戦いから、旧幕府軍として戊辰戦争に出征。会津から福島、仙台、そして箱館戦争と土方歳三のもとで戦う。 函館戦争では、まだ1…

河上彦斎

異名は「人斬り彦斎」。いわゆる幕末の四大人斬りの一人として知られる。(四大人斬りはほか、土佐藩の岡田以蔵、薩摩藩の中村半次郎、薩摩藩の田中新兵衛) 佐久間象山を斬ったことで知られるが、実はこの暗殺以降、人斬りを行なってい…

新見錦

「しんみにしき」と読む可能性もある。 新選組局長(当時は壬生浪士組)。近藤勇、芹沢鴨と並ぶ地位であったが、後に副長に降格。 芹沢鴨の腹心であり、芹沢一派として乱暴狼藉を働いたとされているが、それを裏付ける記録は少ない。 …

北添佶摩

土佐藩出身。同じ土佐出身だった望月亀弥太らと京都にて公卿や長州藩とのパイプを確立していた最中、池田屋事件に遭遇。新選組によって殺害された。一説には、池田屋事件では殺害されておらず、自害したといわれている。

広沢富次郎

会津藩士。本名は広沢安任。 藩主・松平容保が京都守護職に任命されると、広沢富次郎は京都の情勢把握のために先行して上京。その後も公用方として、公家や新選組との調整役として立ちまわった。 明治になってからは、畜産・酪農に生涯…

山崎烝

生年は諸説あり。生まれは天領・大阪。 新選組諸士調役兼監察。情報収集、探索能力に優れており、池田屋事件・禁門の変などで大いに貢献したといわれる。 戊辰戦争(鳥羽伏見の戦い)にて、重傷を負い、江戸に撤退する船上で死亡。(亡…

井上源三郎

諱は一武(かずたけ)。 武蔵国の故郷にいたときから、天然理心流の道場で近藤勇、土方歳三らと汗を流していた。 剣の腕はそれほどでもないが、寡黙に実務をこなす人柄であったため、人望は厚かった。 後の新選組の六番隊組長である。…

山南敬助

新選組 副長・総長。晩年は三南三郎を名乗る。 戦闘の最前線に立つことはあまりなかったが、「武人にして文あり」と評された知識と温厚な性格から隊において独自の地位を築く。 しかし、学識高く尊皇攘夷熱も高い伊東甲子太郎が、近藤…

原田左之助

新選組十番組組長。近藤勇・土方歳三・沖田総司らとともに道場・試衛館の生え抜きであり、新選組結成メンバーである。 副長・土方歳三の信頼が厚く、主立った戦闘ではかならず活躍した。(芹沢鴨暗殺、大坂西町奉行所与力・内山彦次郎暗…

藤堂平助

新選組八番組組長。近藤勇・土方歳三・沖田総司らとともに道場・試衛館の生え抜きであり、新選組結成メンバーである。 池田屋事件で、20数名の敵に対し当初僅か4名で乗り込んだうちの一人。残りは近藤・沖田・永倉。 沖田総司、永倉…

永倉新八

新選組 二番組組長及び撃剣師範。明治4年以降は杉村義衛と改名。 近藤勇・土方歳三・沖田総司らとともに道場・試衛館の生え抜きであり、新選組結成メンバーである。 池田屋事件では、20数名の敵を相手に、先発隊として斬り込んだ4…

斎藤一

新選組 三番組組長および撃剣師範。剣の腕では、一番組組長・沖田総司と双璧をなし、さまざまな逸話が残っている。副長・土方歳三の信頼が厚く、新選組内部での粛清役を多く務めたとされる。(御倉伊勢武、荒木田左馬之助、武田観柳斎、…

沖田総司

新選組一番組組長。隊のなかでも随一の剣の腕を持っていたといわれ、主力として常に重要な任務に携わっている(芹沢鴨暗殺、大坂西町奉行所与力・内山彦次郎暗殺、池田屋事件、禁門の変、総長・山南敬助の介錯など)。 しかし1867年…

松本良順

初代の陸軍軍医総監。新選組局長の近藤勇と親交があり、京都において隊士の診療を行う。 また、戊辰戦争では幕府側の軍医として、会津戦争などの歴戦でも治療を行う。会津戦争後、仙台にて降伏。

土方歳三

通称、新選組 鬼の副長。 同郷の近藤勇とともに浪士組に加わり、のちに新選組として京都の治安維持に努めた。 また、大政奉還後の戊辰戦争では鳥羽・伏見の戦いを皮切りに、盟友・近藤勇と別れた後も、旧幕府陸軍先鋒軍参謀として各地…

近藤勇

新選組局長。農家の出であったが、のち新撰組としての活躍を認められ、念願であった幕臣となる。戊辰戦争では、隊を再編した甲陽鎮撫隊を率いた。

芹沢鴨

新選組(壬生浪士組)の初代筆頭局長。映画や小説では、近藤・土方の敵役として粗暴な面が強調して描かれることが多い。